木曜日、シカゴ・カブスとWBC日本代表チームとの練習試合が行われた(3月12日付公式HP)。

 試合前に「どっちのユニフォームを着ようかな」といっていた福留の第一打席、先発カルロス・ザンブラーノに対して2−2と粘ったがレフトフライに終わり、直後、ダグアウトに引き上げるザンブラーノと「やられたよ」「打てるものなら打ってごらん」と声をかけあい、互いにチームメートとの対戦を楽しんだ。福留は4打数1安打1打点だった。

 メジャー1年目の去年は戸惑うことが多く、バッティング練習も十分に行えなかったが、今年は自分からもっと発言していくという。日本人記者も今年は上原や川上の取材にまわるため、福留への注目度が減ると見られていて「落ち着いて野球に専念できるだろうし、去年よりはプレッシャーも少ないだろう」と球団は歓迎している。

 試合は3対2でチーム・ジャパンが勝利した。

 ザンブラーノはジャパン先発のダルビッシュ・有について「いい投手。直球が動いていた。配球もいい。アルフォンソ・ソリアーノやアラミス・ラミレス、デレック・リー、ミルトン・ブラッドリーといった好打者が打ちあぐねていた」と評価した。

 ザンブラーノはジャパンと福留にがんばってもらいたいといいつつ、応援しているのはもちろん母国ベネズエラで、2チームが決勝まで進むことを期待しているという。