昨年11月に脳梗塞で倒れ、日本代表監督の座を岡田監督にバトンタッチしたイビチャ・オシム前監督。最近では、静養を続ける傍ら、自らスタジアムへ足を運んではJリーグを視察。順調な回復をみせており、日本のサッカー・ファンも一安心といったところ。と、同時にオシムの代表監督復帰を望む声も日増しに聞こえてくるようになった。

しかし、先日オシムに関する驚くべき報道が一部のメディアで流れた。なんと、日本サッカー界の宿命のライバル・韓国が、オシムを代表監督に招聘しようとする動きが水面下で進行しているという。

2007年のアジアカップで韓国代表は、オシム率いる日本を破って3位となったが、その後、オランダ人のピム監督と主力選手が起用法、戦術を巡り対立。結局、ピムはアジアカップ後に解任された経緯がある。

現在は、ホ・ジョンムが韓国代表監督に就任。W杯南アフリカ大会アジア3次予選で指揮を執っており、初戦は4-0で勝利したものの、先月26日の北朝鮮戦では、まさかのドローで、早くもホ・ジョンム監督への不信感が洩れ始めている。

そこで韓国サッカー協会はオシムと接触。韓国代表監督就任を打診したといわれている。もともと韓国リーグには旧ユーゴ出身の監督やコーチが多く、オシムの監督代表就任も決して“非現実的”と言い切ることはできない。以前は、トルシエ元日本代表監督にも打診をしたことがあるといわれる韓国サッカー協会。日本に対して異常なる敵対心を見せる韓国のオシム略奪はなるか?
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