気象病予防の耳マッサージ

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きょうも梅雨入りしている東日本を中心にぐずついた天気となりそうです。西日本や北日本は晴れ間の出る所が多いですが、今週の後半には低気圧や梅雨前線が近づく見込みです。

梅雨時に多くなるのが、気象病といわれています。気象病は、天気(気温・湿度・気圧)の変化で体調不良が出ることをいい、主な症状として、めまいや頭痛、だるさ、不安やうつ症状など多岐にわたります。

気象病・天気病外来を開設する、せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅司院長によると「気象病は特にめまいを訴える患者さんが多く、耳が関係しているといわれています。耳が気圧の変化を感知して、自律神経が乱れ、体の不調が外に出やすくなると考えてください。頭や腰などに負担がかからないように日ごろから姿勢を正すことが大切で、耳のマッサージが効果的です。」

耳マッサージは、耳を両手で持って、横にひっぱる・まわす・上下にひっぱる・耳の中を押すといった動作をそれぞれ10秒程度行うものです。症状が出る前に行うことが大切だそうです。気になる方は実践してみてください。

(気象予報士・長谷部 愛)