死後に自分のGoogleアカウントを自動的に消去する方法
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by Matt Botsford
GmailやGoogleドキュメント、Googleドライブなど、Googleの提供するさまざまな無料サービスが、日常生活を送る上で不可欠になっている人も多いはず。しかし、もし自分が死んでしまっても、自分のプライベートと密接に結びついたGoogleアカウントは、Googleが続く限りずっと残ってしまうこととなります。そんなときのために、自分の死後にGoogleアカウントを自動的に無効化したり削除したりする方法があることを海外メディア・CNBCが取り上げています。
https://www.cnbc.com/2019/05/28/how-to-set-google-to-delete-everything-after-i-die.html
自分の死後にGoogleアカウントを削除するためには、「アカウント無効化管理ツール」を使います。これは、Googleアカウントに一定期間ログインしない状態が続くと、自動的にアカウントが無効化されるというもの。
まずは、Googleアカウントにログインした状態で、「myaccount.google.com」にアクセスし、「データとカスタマイズ」から「アカウントのプランの作成」をクリックします。
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ユーザーがGoogleのサービスを使用しなくなった時の処理プランを決定することができます。「開始する」をクリック。
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ペンのアイコンをクリックすると、Googleアカウントの無効化処理が実行されるまでの待機期間が指定できます。
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「3か月」「6か月」「12か月」「18か月」と4つの選択肢が用意されています。今回は「12か月」を選択し、「保存」をクリック。
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アカウント無効化の設定には念のため、確認通知用の電話番号を登録する必要があります。「電話番号を追加」をクリックして電話番号を選択し、「選択」をクリックします。
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電話番号を選択したら、「次へ」を選択。
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続いて、無効化を通知する相手と公開するデータの選択を行います。もちろんこのまま「次へ」をクリックすれば、誰にも知られることなくひっそりとGoogleアカウントを無効化するようにも設定できますが、自分以外の誰かにGoogleアカウントの無効化を通知することで、家族や知り合いへ自動的にアカウントの無効化を通知できるだけでなく、任意のファイルやサービス内容を相手に共有することができます。通知先を登録するには、「ユーザーを追加」をクリックします。
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「メールアドレスを入力」の欄に、通知したい相手のメールアドレスを入力します。
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通知するメールアドレスを登録することで、Googleの提供するサービスのデータを死後に誰かと共有することができます。これを利用すれば、「BloggerやGoogleフォトに遺書を残し、死後に遺族へ公開する」ということが可能になるわけです。
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無効化の通知先には、電話番号も任意で登録することができます。今回はメールアドレスだけを登録するので、「保存」をクリック。
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「次へ」をクリックします。
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一番下に表示されている「はい、使用していない自分のGoogleアカウントを削除します」のチェックを入れることで、「Googleアカウントを使わなくなった」とGoogle側が認識してから3カ月後にGoogleアカウントが削除されます。今回の場合だと、最後にGoogleアカウントを利用してから12カ月+3カ月=15カ月放置すると、Googleアカウントが自動的に消滅するというわけです。最後に「プランを確認」をクリック。
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以下の画面になればアカウントの自動消滅プランの作成が完了。
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Googleアカウントには、メールの内容や写真、他人との交流との痕跡、誰にも見せたことがない文書など、プライベートなデータがたくさん紐付けられています。自分にもしものことがあった後、他人によってオンライン上に残る秘密を暴かれたくないと考える人は、元気なうちにアカウントの自動消滅を設定しておいたほうがいいかもしれません。