日テレ笹崎アナのサーフィン挑戦に密着 本業に通じる“波に乗る”感覚
●「ケガをしてもネタにします(笑)」
日本テレビの笹崎里菜アナウンサーが、同局のショート動画サービス「テレビバ」の番組『サーフ☆ガール』(毎週金曜配信)で、本格的なサーフィンに初挑戦する。女子アナが番組で継続的にサーフィンに挑むのは、おそらく初めてのことで、笹崎アナは“唯一無二の女子アナサーファー”、“女子アナ界の深田恭子”を目指すと意気込む。
マイナビニュースでは、千葉県内の海岸で行われたこの挑戦の一部始終に密着。そこには、サーフボードから何度落ちても諦めない不屈の精神で、必死にトライし続ける姿があった――。
○■初めてのウエットスーツにご満悦
曇り予報ながら晴れ間がのぞく5月某日、早朝から20℃を超える気温の中、ウエットスーツに着替えた笹崎アナは「暑いっ!」と第一声。前日は緊張であまり寝られなかったそうだが、「もうやるしかないですね! ちょっと(スタッフ・関係者の)人数の多さと波を間近で見てビビってますけど、皆さんと楽しく一緒に波に乗れたらなと思います」と期待を語る。
初めて着たというウエットスーツは、笹崎アナを採寸してオーダーメイドした特注品で、「サーフィンは格好から入るんだと教わったので、これで一歩仲間入りできたかな(笑)」とご満悦。「日焼け止めは結構塗ったんですけど、天気がいいので心配ですね。でも、日焼けしたほうが“サーフガール”っぽいかなとも思います(笑)」「ケガをしてもネタにします(笑)」と、見た目だけでなく、心もアナウンサーからサーファーへシフトしているようだ。
その後、身長の2倍の長さはあるサーフボードを抱えて重さを実感しながら、砂浜へ。先輩でサーファーの田中毅アナウンサーに見守られながら、スリランカの元サーフチャンピオンであるチャンディカ・ラカマルさんのレッスンを、真剣な表情で入念に受けた。
○■びしょ濡れで化粧が落ちようが…
そして、いよいよ海の中へ。この日は、初心者にとって高い波だという中、ボードに乗って立ち上がろうとしては落ち、立ち上がろうとしては落ち…を何度も何度も繰り返す。そこに、“番組収録なのに、びしょ濡れになって化粧が落ちてしまう…”などという邪念は一切ない。休憩のために一度砂浜に戻ってくると、「脚がパンパンです!」「ろれつも回らない!」と訴えながらも心底楽しんでいる様子で、ずっと笑顔が絶えない。
わずかな休憩時間も惜しむかのように、ラカマルさんに指導を仰ぎ続ける笹崎アナ。田中アナは「ガッツがある」とその度胸に驚き、ラカマルさんは「普通の人は10回くらい来ないとボードに立てないけど、2〜3回で行けるんじゃないかな」とセンスに脱帽していた。果たして、今回のロケでどこまで上達するのか…。
収録を終えた笹崎アナに、今回の挑戦の感想を聞いた――。
●海にはトラウマがあった
――本格的にサーフィンデビューされて、いかがですか?
(食い気味に)楽しい!! 本当に奥深いなって思いました。
――どんな部分が奥深かったですか?
サーフィンってただ波に乗るだけかなと思っていたんですけど、乗るまでの準備もすごく大事だし、体の使い方も覚え込まさなきゃいけないし、波のところまでパドリング(両手で水をかいて前進)していかなきゃいけないっていう大変さも感じましたし、実際に乗るまでにすごくいろいろなプロセスがあるんですよね。
――特技はバランスボールの上で正座できるということですが、そのバランス感覚もサーフィンに生きたのでしょうか?
ずっとクラシックバレエをやっていて体幹には自信があるので、スポーツに関してはコツをつかむのがわりと得意だという感覚が、自分の中にあるんです。バランスボールでの正座と、ボードに立つのは、似てるなという感じがしましたね。
――『サーフ☆ガール』に初出演したときから、センスがあると言われてましたよね。
それでプレッシャーはあったんですけど、焦ってもきっと良いことはないと思って臨みました。今日は「乗りたい!」っていう気持ちがすごく強かったので、なんとか撮れ高は確保できたんじゃないでしょうか(笑)
○■“女子アナ界の深田恭子”に近づけた!?
――そもそも、サーフィンをやろうというきっかけは何だったのですか?
2歳くらいのときに海で溺れたことがあって、それからカナヅチで泳げなかったんですよ。でも、3年前にハワイで簡単なサーフィンの体験をやってみたら、それが楽しくて! サーフィンをやってる(田中)毅さんに話したら「じゃあ行こうよ!」となって、それから早3年が経ってようやく実現しました(笑)
――“女子アナ界の深田恭子”を目標に掲げてらっしゃいましたが、今日で少し近づけたのでは?
いやぁ…本当にどの口が言ってるんだって感じですよね(笑)。本当申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど、目標は高くということで言わせてもらいました(笑)。深田恭子さんって、波に乗ってる姿がすごく様になってカッコいいですよね。サーフィンは形から入るのが大事なので、私も髪伸ばそうかなって思ったりします(笑)。でも、今日は2人の先生のおかげで上達できたと思うので、本当にありがたいです。
――サーフィンがアナウンサーのスキルに生きそうな部分はありますか?
やっぱり準備の大切さですね。それと、アナウンサーって「ここだ!」っていう時に会心のひと言を言えるかが勝負なんですよ。だから、いい波にうまく乗るということが、番組の流れの中で「今跳ねたな」「盛り上がったな」という感覚に似ているなと思いましたね。
――これからサーフィンが上達したら、本業に返ってくるかもしれないですね。
そうなるといいですね。「来るぞ来るぞ来るぞ来るぞ……来たーー!!!」みたいな感じで(笑)
――サーフィンはハマりそうですか?
本当に奥が深いので、どんどんどんどんのめり込みそうです。今日はまだスタートラインに立ったくらいだと思うので、次のステップに進みたいですね。
――笹崎さんは東京マラソンでも見事に完走されていますが、また新たな挑戦になりましたね。
フルマラソンって本当に長くて、途中で心が折れそうになるときがあるんですけど、その分、走りきった後の達成感があるんです。マラソンはずーっと大変な一方、サーフィンは波に乗るまでが大変で乗ると楽しいの繰り返しなので、うれしさと楽しさを感じる回数はサーフィンのほうが多いかもしれないですね。
●笹崎里菜1992年生まれ、神奈川県出身。東洋英和女学院大学卒業後、15年に日本テレビ放送網入社。『PON!』『シューイチ』などに出演し、現在は『Oha!4 NEWS LIVE』水・木曜メインキャスターなどを担当。
日本テレビの笹崎里菜アナウンサーが、同局のショート動画サービス「テレビバ」の番組『サーフ☆ガール』(毎週金曜配信)で、本格的なサーフィンに初挑戦する。女子アナが番組で継続的にサーフィンに挑むのは、おそらく初めてのことで、笹崎アナは“唯一無二の女子アナサーファー”、“女子アナ界の深田恭子”を目指すと意気込む。
マイナビニュースでは、千葉県内の海岸で行われたこの挑戦の一部始終に密着。そこには、サーフボードから何度落ちても諦めない不屈の精神で、必死にトライし続ける姿があった――。
曇り予報ながら晴れ間がのぞく5月某日、早朝から20℃を超える気温の中、ウエットスーツに着替えた笹崎アナは「暑いっ!」と第一声。前日は緊張であまり寝られなかったそうだが、「もうやるしかないですね! ちょっと(スタッフ・関係者の)人数の多さと波を間近で見てビビってますけど、皆さんと楽しく一緒に波に乗れたらなと思います」と期待を語る。
初めて着たというウエットスーツは、笹崎アナを採寸してオーダーメイドした特注品で、「サーフィンは格好から入るんだと教わったので、これで一歩仲間入りできたかな(笑)」とご満悦。「日焼け止めは結構塗ったんですけど、天気がいいので心配ですね。でも、日焼けしたほうが“サーフガール”っぽいかなとも思います(笑)」「ケガをしてもネタにします(笑)」と、見た目だけでなく、心もアナウンサーからサーファーへシフトしているようだ。
その後、身長の2倍の長さはあるサーフボードを抱えて重さを実感しながら、砂浜へ。先輩でサーファーの田中毅アナウンサーに見守られながら、スリランカの元サーフチャンピオンであるチャンディカ・ラカマルさんのレッスンを、真剣な表情で入念に受けた。
○■びしょ濡れで化粧が落ちようが…
そして、いよいよ海の中へ。この日は、初心者にとって高い波だという中、ボードに乗って立ち上がろうとしては落ち、立ち上がろうとしては落ち…を何度も何度も繰り返す。そこに、“番組収録なのに、びしょ濡れになって化粧が落ちてしまう…”などという邪念は一切ない。休憩のために一度砂浜に戻ってくると、「脚がパンパンです!」「ろれつも回らない!」と訴えながらも心底楽しんでいる様子で、ずっと笑顔が絶えない。
わずかな休憩時間も惜しむかのように、ラカマルさんに指導を仰ぎ続ける笹崎アナ。田中アナは「ガッツがある」とその度胸に驚き、ラカマルさんは「普通の人は10回くらい来ないとボードに立てないけど、2〜3回で行けるんじゃないかな」とセンスに脱帽していた。果たして、今回のロケでどこまで上達するのか…。
収録を終えた笹崎アナに、今回の挑戦の感想を聞いた――。
●海にはトラウマがあった
――本格的にサーフィンデビューされて、いかがですか?
(食い気味に)楽しい!! 本当に奥深いなって思いました。
――どんな部分が奥深かったですか?
サーフィンってただ波に乗るだけかなと思っていたんですけど、乗るまでの準備もすごく大事だし、体の使い方も覚え込まさなきゃいけないし、波のところまでパドリング(両手で水をかいて前進)していかなきゃいけないっていう大変さも感じましたし、実際に乗るまでにすごくいろいろなプロセスがあるんですよね。
――特技はバランスボールの上で正座できるということですが、そのバランス感覚もサーフィンに生きたのでしょうか?
ずっとクラシックバレエをやっていて体幹には自信があるので、スポーツに関してはコツをつかむのがわりと得意だという感覚が、自分の中にあるんです。バランスボールでの正座と、ボードに立つのは、似てるなという感じがしましたね。
――『サーフ☆ガール』に初出演したときから、センスがあると言われてましたよね。
それでプレッシャーはあったんですけど、焦ってもきっと良いことはないと思って臨みました。今日は「乗りたい!」っていう気持ちがすごく強かったので、なんとか撮れ高は確保できたんじゃないでしょうか(笑)
○■“女子アナ界の深田恭子”に近づけた!?
――そもそも、サーフィンをやろうというきっかけは何だったのですか?
2歳くらいのときに海で溺れたことがあって、それからカナヅチで泳げなかったんですよ。でも、3年前にハワイで簡単なサーフィンの体験をやってみたら、それが楽しくて! サーフィンをやってる(田中)毅さんに話したら「じゃあ行こうよ!」となって、それから早3年が経ってようやく実現しました(笑)
――“女子アナ界の深田恭子”を目標に掲げてらっしゃいましたが、今日で少し近づけたのでは?
いやぁ…本当にどの口が言ってるんだって感じですよね(笑)。本当申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど、目標は高くということで言わせてもらいました(笑)。深田恭子さんって、波に乗ってる姿がすごく様になってカッコいいですよね。サーフィンは形から入るのが大事なので、私も髪伸ばそうかなって思ったりします(笑)。でも、今日は2人の先生のおかげで上達できたと思うので、本当にありがたいです。
――サーフィンがアナウンサーのスキルに生きそうな部分はありますか?
やっぱり準備の大切さですね。それと、アナウンサーって「ここだ!」っていう時に会心のひと言を言えるかが勝負なんですよ。だから、いい波にうまく乗るということが、番組の流れの中で「今跳ねたな」「盛り上がったな」という感覚に似ているなと思いましたね。
――これからサーフィンが上達したら、本業に返ってくるかもしれないですね。
そうなるといいですね。「来るぞ来るぞ来るぞ来るぞ……来たーー!!!」みたいな感じで(笑)
――サーフィンはハマりそうですか?
本当に奥が深いので、どんどんどんどんのめり込みそうです。今日はまだスタートラインに立ったくらいだと思うので、次のステップに進みたいですね。
――笹崎さんは東京マラソンでも見事に完走されていますが、また新たな挑戦になりましたね。
フルマラソンって本当に長くて、途中で心が折れそうになるときがあるんですけど、その分、走りきった後の達成感があるんです。マラソンはずーっと大変な一方、サーフィンは波に乗るまでが大変で乗ると楽しいの繰り返しなので、うれしさと楽しさを感じる回数はサーフィンのほうが多いかもしれないですね。
●笹崎里菜1992年生まれ、神奈川県出身。東洋英和女学院大学卒業後、15年に日本テレビ放送網入社。『PON!』『シューイチ』などに出演し、現在は『Oha!4 NEWS LIVE』水・木曜メインキャスターなどを担当。