今夏は大幅改革か?PSGが獲得するかもしれない10名のスター

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今季リーグアンの優勝は果たしたものの、それ以外はかなり厳しいシーズンになってしまっているPSG。

チャンピオンズリーグではマンチェスター・ユナイテッドを相手に劇的な逆転負けを喫し、カップ戦決勝もレンヌに敗れてしまい、リーグ優勝を決めたあとの試合はまさにボロボロ。怪我人も多くもはやチームの体をなしていない。

今夏はトーマス・トゥヘル監督の首も危ういと言われている他、エディンソン・カバーニらの退団の噂もあり、大きな改革が行われると考えられている。

現在PSGが獲得に動くと言われている10名のスター選手とは?メディアで報道された名前をまとめてみた。

ルカ・ヨヴィッチ(フランクフルトFW)

ベンフィカから長期ローンでアイントラハト・フランクフルトに移籍していたが、先日買い取り条項が行使された。ただ、今夏のマーケットではかなり大きな額のオファーが舞い込む予定であり、移籍の可能性は高い。

彼に関心を抱いているのはレアル・マドリー、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘンなどだそう。PSGはそのなかの一つであるが、まだ具体的な動きはない。

ロレンツォ・インシーニェ(ナポリFW)

今年27歳のインシーニェ。この数年間ビッグクラブ移籍の噂が絶えなかった小柄なアタッカーは、今夏ついにチームを離れるのではないかと言われている。

アーセナルやリヴァプールがその候補であると言われているが、『Corriere dello Sport』によればミーノ・ライオラ代理人が売り込んでいるのはPSGなのだそう。同じライオラ顧客のヴェッラッティがいることも影響しているのか?

モイーズ・キーン(ユヴェントスFW)

ユヴェントスとイタリア代表で今季ブレイクした19歳のFWモイーズ・キーン。とはいえまだレギュラーではなく、クリスティアーノ・ロナウドらのサブとなっている。

それを利用してPSGは彼を引き入れるために大きな契約を提示する用意があると伝えられていた。ただ『transfermarketweb』によれば、ユヴェントスは彼をキープするために年250万ポンド(およそ2.91億円)の給与を提示するという。今夏は両クラブによる攻防がありそうだ。

ミラレム・ピャニッチ(ユヴェントスMF)

『Corriere dello Sport』によれば、PSGはユヴェントスの司令塔ミラレム・ピャニッチの獲得に向けて7000万ユーロ(およそ87.2億円)を投じる用意があるという。

今季限りでアドリアン・ラビオが退団、ラス・ディアラが引退、ダニ・アウヴェスが契約満了、新加入のパレデスはフィットせず…の状況にあるPSG。ボランチ不足は間違いないところで、複数名の獲得が必要だろうが…。

アンデル・エレーラ(マンチェスター・ユナイテッドMF)

そして、獲得がほぼ決定的だと言われているのがマンチェスター・ユナイテッドのアンデル・エレーラだ。今夏で契約満了となる彼はすでにPSGへの加入に合意しており、しかも給与も2倍以上にアップするという。

とはいえ何も決定したわけではないため、今後どのような状況になるかは注目される。中盤の駒不足に悩むPSGにとっては喉から手が出るほど欲しい人材だろう。

ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッドGK)

ジャンルイージ・ブッフォンが今季限りで退団する可能性が高いと言われるPSG。その後釜として狙っているのがマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアであると言われている。

『Daily Ster』によればなんと週給45万ポンド(およそ6550万円)というとんでもない給与を提示できるとのことで、これは年俸に直せば34億円である。ユナイテッドで受け取っている現在の2倍以上だ。

ブルーノ・フェルナンデス(スポルティング・リスボンMF)

今季のポルトガルリーグで最も注目されている選手と言える。スポルティング・リスボンの中盤でゴール&アシストの両面に強く影響力を与える「飛び出せる司令塔」である。

チェルシーが競合していると言われるが、補強禁止処分が課せられているため、それが撤回か保留されない限り獲得は不可能。PSGにとっては大きなチャンスになるかもしれない。移籍金は5000万ユーロ(およそ62.3億円)ほどになりそう。

タングイ・エンドンベレ(リヨンMF)

リヨンの中盤で激しい守備とエネルギッシュな攻撃参加を見せるボランチ。今多くのクラブが関心を寄せており、PSGの他にもトッテナムやマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、ユヴェントスなどが狙っているとジャン=ミシェル・オラス会長が明かしている。

ちなみにオラスは「同じ価格ならユヴェントスに売りたい。ピャニッチの隣で彼をプレーさせたい」と話したと伝えられている。ピャニッチがPSGに行ったらどうするのか。

ニコラス・オタメンディ(マンチェスター・シティDF)

アルゼンチンのメディア『Ole』によれば、今季マンチェスター・シティを退団する可能性が高いと言われるオタメンディに「ユヴェントスとPSG、ウェストハムが接近している」という。

プレミアリーグを席巻しているシティであるが、オタメンディはその中で出場機会が乏しくなっており、チームを離れる意思を固めているという。

ジェローム・ボアテング(バイエルン・ミュンヘンDF)

『Parisunited』は、PSGがまだジェローム・ボアテングの獲得を考えていると伝えている。昨年夏にも交渉があったと言われているが、トーマス・トゥヘル監督が保留したことで実現しなかったそう。

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ただ今季を見れば3バックに対応できる選手を獲得しなければならないのは必至。ボアテングは友人でもあるドラクスラーに「個人合意はある」と伝えていたとも言われており、あとはチーム次第なのか。