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ボルボ全体で、年間80万台目指す

ボルボの欧州部門を統括するレックス・カースメーカーズによると、今年はボルボXC40の販売台数が15万台になる見込みだという。これは2018年の2倍に相当する。

この大規模な成長は、XC40が発売されてから今年が最初の通年になることに加え、ベルギー・ゲント工場の生産能力が大幅に引き上げられることによるもの。

XC40はボルボの年間販売台数80万台という目標を達成するために重要なモデルだ。2018年、同社は64万2253台を売り上げ、創立以来初めて60万台を突破した。

「60万台突破は15年前からの夢でした。次は80万台を超えたいと思っていますが、それがいつになるとは言えません」とカースメーカーズは語る。

XC60は昨年ボルボで最も売れたモデルであり、18万9459台が販売された。XC90の9万4182台がこれに続く。

しかし、V40は今年中に生産終了する予定であり、その後継モデルの登場は2〜3年後と考えられる。スポーティで車高が高い後継モデルが発売されるまで、ボルボが80万台という目標を達成することはないだろう。

イギリス市場の現状

英国でボルボは年間8万台の販売を目指して奮闘している。これは世界中で販売される合計台数の10%にあたる。昨年の販売台数は5万319台だった。英国市場のマネージング・ディレクターを務めるジョン・ウェイクフィールドは、今年は労せず6万台を超えると見込んでいる。

「2015年を振り返ると、英国市場におけるメディアへの露出・ターゲットへの認知は30〜40%でした。現在は58%です。XC40の導入はわたし達にとって非常に大きなチャンスです。成長するのは当然のことでしょう」

「昨年は世界の需要に対し、われわれが提供できたXC40の台数は少なすぎました。6〜7000台は登録が間に合いませんでした。世界的な市場で戦うためには、十分な台数の製品を用意できることが非常に重要です。XC40はさらにあと1万台は売れる余地があります」

ボルボUKは、オンラインによる販売を今後2〜3カ月以内に始める予定だ。顧客は購入のプロセスを全てオンラインで済ませることもできるし、途中で販売ディーラーに連絡を取り引き継ぐこともできる。