16日放送、関西テレビ「コヤぶるッ！SPORTS」では、フリーエージェント（FA）でオリックス・バファローズから阪神タイガースに移籍した西勇輝にインタビュー。入団会見当日に移籍を振り返った。

FA宣言してから1カ月、人生で最も悩んだという西は「しんどい。もう二度とやりたくない。本当に、こんなに悩むと思ってなかった」とコメント。「こんなに必要とされると思ってなかったので、うれしい反面、悩みがめちゃめちゃ多かった」と明かした。

福岡ソフトバンクホークスが総額20億円超を提示したと言われるが、入団会見直後のインタビューで、西は「全然違いました」と、条件に開きがあったと認めている。グラッとするぐらいの額だったか問われると、西は「グラっとは逆にならなかったです。怖かったです」と答えた。

そのうえで、西は「阪神さんの熱意がすごかったので、その気持ちに応えたい」ともコメント。矢野燿大新監督が「ファンを喜ばせたい」と話していたことから、「巻き返しも図る意味で力になりたい」と、阪神入りを決めたそうだ。

また、藤浪晋太郎に相談していたという西は、入団会見前にもかかわらず、セ・リーグのバッターの話を聞いたりなど、野球談議に花を咲かせていたとのこと。「分析も大事」と話す西に、インタビュアーからは「真面目」と賛辞が寄せられた。

読売巨人軍が丸佳浩を獲得したことに「どんだけ補強するんや」と突っ込んだ西は、巨人戦で投げることに「やりがいを感じる」とコメント。「パ・リーグのバッターすごいって言いますけど、セ・リーグもすごいので、しっかり考えて研究していきたい」と意気込んだ。

背番号と同じ16勝を期待されると、西は「勝ち星はバッターとの兼ね合いがありますので、自分はなるべく負けの少ないピッチャーでありたい」と返した。