中国メディアは、「住宅の価格」、「衣服」、「食品」、「福利厚生」、「子育て」を日中で比較し、日本人の生活は間違いなく中国より恵まれていると主張している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国が急激な経済成長を遂げ、中国人が豊かになったことは周知のとおりだ。また、通信技術の発達により、日本に行かずとも日本の情報を得ることもできるようになり、日本に感心を持つ中国人も増えているようで、日本に移住したり、移住を考慮している人も増えているようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人と中国人の生活を比較する記事を掲載し、どのような違いがあるのかを紹介している。

 まず、記事が紹介しているのは、「収入と物価」についてである。日本人会社員の平均的な月収は30−40万円(約1万8000元から2万4000元)であることを紹介。日本で販売されている大衆車は200万円前後で中国での価格と同じか若干安く、日本人は約4か月分の給料で車を購入することが出来ると紹介している。さらに、日本の電子機器の価格は中国よりも安く、中国で1カ月分の給料と同じ金額で販売されているカメラも日本では給料の10分の1ほどで購入することができると伝えた。

 続けて記事は、「交通費」を比較した。例えば、月収40万円の会社員が片道の通勤に200円かかる場合、1カ月でも収入の40分の1ほどしかかからないが、多くの場合は通勤にかかる費用は会社が負担してくれると紹介。一方、中国では北京や上海の一般社員の平均月収は5000元ほどだが、通勤に毎月150−500元ほど必要で収入の10%にもなるほか、一般的に個人が費用を負担する必要があると紹介している。

 他にも記事は、「住宅の価格」、「衣服」、「食品」、「福利厚生」、「子育て」を日中で比較し、日本人の生活は間違いなく中国より恵まれていると主張している。これに対して中国のネットユーザーからは「日中を比較する必要はない。自分の環境に満足する必要がある」といった意見が寄せられ、多くの人の支持を得ていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)