ゴルフゲームのド定番である「みんなのGOLF」シリーズ初のVR対応ゲーム「みんなのGOLF VR」が、東京ゲームショウ2018のPlayStationブースで試遊体験を行っていました。実際に試遊体験に挑戦してみたところ、ナイスショットが出るたびプレイを見ている人たちから拍手と「ナイスショット」の声があがっており、想像以上にVRとゴルフの相性の良さを感じられるゲームに仕上がっていました。

みんなのGOLF VR | プレイステーション

https://www.jp.playstation.com/games/mingol-vr/

みんなのGOLF VR」は、PlayStation VR(PSVR)専用ゲーム。というわけで、プレイ時にはPSVRを装着。



通常のコントローラーでもプレイ可能だそうですが、PS Moveを握ってプレイすることも可能。試遊ブースではPS Moveを使って試遊できるようになっており、こちらのほうがゲームへの没入感が増すことは明らか。



試遊時はこんな感じでキャディの格好をしたスタッフさんが付き添ってくれるので、遊び方やPSVRの装着方法などは手取り足取り教えてもらうことができます。初めてPSVRで遊ぶという人でも心配不要です。



プレイ時はPS Moveをゴルフクラブのように握り……



スイングするだけでOK。外から見ていてもゴルフをしていることが何となく伝わってくる見た目で、PS Moveを振る速さでゲーム内のスイングの強さが変わってきます。また、手首の向きを変えることでクラブヘッドの向きを変えることが可能となっており、ボールを打ち出す方向もまるでゴルフクラブを握るかのように方向調整できるわけです。これはまさにリアルなゴルフと同じような感覚。





なお、「みんなのGOLF VR」では実際にボールを打つ前に素振りが可能となっており、どのくらいの速さでPS Moveを振れば理想の軌道でボールが飛んでいくかを確認することができます。素振りをするとクラブヘッドの軌道が表示されるので、インパクト時のクラブヘッドの向きも確認でき、ゴルフスイングを確認するためのシミュレーターとしても優秀なイメージ。クラブヘッドがボールに当たった場合と当たらなかった場合も確認できます。なお、素振りでイメージが固まったらPS Moveのボタンを押して、アドレスに切り換えてボールを打ちます。



実際にボールを打つとこんな感じ。キャディの格好をしたスタッフさんが「ナイスショット」と拍手をしてくれたからか、周囲の無関係の人たちからも拍手が巻き起こり、「こういうVRがゴルフの打ちっ放しに取って代わるかも」という話し声が聞こえてきました。

ゴルフ×VRの新しい可能性をビシバシ感じる「みんなのGOLF VR」をプレイ - YouTube

サッカーやバスケットボール、テニスなど「プレイしながら目まぐるしく移動するスポーツ」の場合、一人称視点のVRゲームでは「ゲーム内のプレイヤーの動き」と「実際のプレイヤーの動き」に乖離が生まれ、ゲームへの没入感が損なわれてしまいます。しかし、ゴルフのように「プレイ時にほとんど移動しないスポーツ」の場合、「ゲーム内のプレイヤーの動き」と「実際のプレイヤーの動き」の間に大きな差が生じないため、没入感が損なわれません。



2打目の位置まで移動する必要がないというのも、ゲームならではの特徴。



1ホール目が終わるとゲームの中のキャディさんと一緒に湖のそばで大自然を満喫することが可能。PSVRに出力される映像は超美麗かつ高解像度というわけではありませんが、キャディさんが目の前に近づくと思わず身じろぎしてしまうレベル。



ボールのインパクト時にはPS Moveが振動し、ボールを打ったような感覚を演出してくれます。試遊は2ホール分しかないのでそれほど多くボールを打てるわけではありませんが、ゴルフ経験者いわく、体幹を真っ直ぐにしなければクラブの軌道が簡単に左右にブレてしまうのがとてもリアルとのこと。ただし、実際にプレイヤーが手に握っているのはゴルフクラブではなくPS Moveなため、実際のゴルフとは微妙にスイング感覚が異なってくるそうです。