10代患者へのインフルエンザ治療薬「タミフル」の投与を21日から再び認めたことを、厚生労働省が明らかにした。高い所からの飛び降りといった異常行動が報告されたため原則禁止としていたが、専門家会議で、異常行動とタミフルに因果関係があるとは言えないと判断された。共同通信が報じた。

国の調査では、異常行動は薬の服用の有無や種類に関係なく起きていた。今後は、特に小学校入学以降の未成年者がインフルエンザになった場合、発熱から少なくとも2日間は、家の外に飛び出さないよう、玄関や窓の鍵を掛け、ベランダに面していない部屋や1階で寝かせることなどを呼び掛けるとしている。

タミフル10代投与を再開 異常行動に注意喚起も(共同通信)