アベンジャーズはどうなる!?
 - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 マーベルスタジオの社長ケヴィン・ファイギが、来年5月3日全米公開予定の『アベンジャーズ』第4弾は「決定的な終わりになる」と Toronto Sun に語った。

 『アイアンマン』(2008)からスタートしたマーベルスタジオの作品群“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”は今年で10周年を迎えた。MCUにはフェーズ(段階)という区切りが設けられており、2016年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でスタートしたフェーズ3は、『アベンジャーズ』第4弾をもって締めくくられることになっている。ファイギはMCUの未来について聞かれると、「原作コミックスと同じように、将来もずっとMCUの世界観を続けていければと思っています。私たちは10年続けてきました。コミックスでは、50年、60年、70年と続いているヒーローたちもいますから、長きにわたって続けていければと思っています」と切り出す。

 しかし、これまでのストーリーラインがずっと続いていくかというと、そうではないようだ。「ストーリーラインには終わりが来るでしょう。最高の物語には、終わりがあるものです。『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』は長い間、物語の結末でした。1983年に10歳で観てから、続編がつくられるまでの30年間にわたって私を支えてくれました。スーパーヒーロー映画では、かつてそんなことが起きたことはありません。新しい俳優が出演しては、すぐさま新たなストーリーラインが始まります」。ファイギはそう持論を展開しながら、『アベンジャーズ』第4弾への期待をあおるコメントを続けた。「最高の物語には決定的な終わりがあると思っているので、私たちはそうしようと思っているわけです。まさにそれが来年の『アベンジャーズ』第4弾で起きることですよ」。

 「私たちが築き上げてきたこのユニバース、世界観、そしてキャラクターたちの多くが、予期せぬ方法で続いていくことでしょう。そのうちのいくつかは、私にもまだ見当がついていません。でも、22本目の映画で結論を出すというのは、10年ちょっとかかりましたが、正しいことのように思えます」。『アベンジャーズ』シリーズ第3弾にあたる『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でさえ、驚きの展開で多くのファンに衝撃を与えていたが、第4弾では一体どうなってしまうのか。『アベンジャーズ』第4弾公開までに、すでに全米などで公開を迎えた『アントマン&ワスプ』(日本公開8月31日)と初の女性ヒーロー単独映画『キャプテン・マーベル(原題) / Captain Marvel』(全米公開2019年3月8日)がMCUのラインナップに並んでいる。(編集部・石神恵美子)