「千年来の敵、日本に無慈悲な報復」北朝鮮が威嚇…お土産没収され
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は5日、日本にある朝鮮学校の生徒が修学旅行で北朝鮮から持ち帰った土産品を税関で没収された問題を巡り、「人道主義と国際法を乱暴に蹂躙した許せない野蛮行為、反人倫的悪行である」と非難する論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
(参考記事:金正恩と大阪を結ぶ奇しき血脈)
この問題は、神戸朝鮮高級学校の生徒62人が6月28日夜、北朝鮮訪問を終えて関西空港に到着した際、約半数の生徒が、北朝鮮の国旗などが描かれた化粧品や薬などの土産品を、税関により「経済制裁により禁止された輸入品」とみなされ、押収されたというもの。
論評はこれについて「朝鮮人というたったひとつの理由で在日同胞とその子女に加えている日本反動層の悪らつな政治的迫害と差別、弾圧行為」であると主張。
続けて「総聯と在日同胞に対する日本反動層の卑劣な政治的テロとしつこい迫害策動は、千年来の敵である日本に対するわが人民の憎悪の念と無慈悲な報復の意志だけをさらに固めさせている」と威嚇した。