JALが法人セールス向けにVRの実証実験を開始 機内サービス全般を映像を通して体感
JALが海外の法人セールスにおいて、VR(仮想現実)の実証実験を行うと発表。シートアップグレードや機内サービスを擬似体験してもらうことで、パンフレットなどよりも、わかりやすく伝えられるとしています。
軽量で折り畳み可能な新型VRゴーグルで手軽に体験が可能
JAL(日本航空)は2018年7月4日(水)、海外の法人セールスにおいて、機内サービスなどを映像を通して擬似体験できるVR(仮想現実)の実証実験を行うと発表しました。
新型VRゴーグルの使用イメージ(画像:JAL)。
JALは、VRコンテンツのプラットフォーム開発を行うナーブ(東京都千代田区)とともに、VRを活用して海外におけるJALの認知度向上を図る取り組みを行ってきました。海外の空港カウンターでVRを活用したシートアップグレードを旅客に仮想体験してもらったところ、大変好評だったといいます。
今回は、法人セールスでの実証実験を実施。シートだけでなく、機内食や客室乗務員によるサービスを仮想体験することが可能です。これにより、これまでパンフレットなどでしか表現できなかったシートの快適性や機内サービス全般を、よりわかりやすく伝えられるとしています。また、軽量で折り畳み可能なナーブの最新技術を活用した新型VRゴーグル「モバイルクルール」を使用することで、営業先のオフィスや展示会場などさまざまな場所で手軽に体験可能だそうです。
実証実験の期間は、2018年7月から2019年3月までを予定しています。対象地域は、香港、シンガポール、オーストラリアで、今後さらに拡大していくとのことです。