ヘクターに続き守護神ホルンが降格間近ケルンに男気残留! 「ケルンは僕のクラブであり家」

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▽ケルンは26日、ドイツ人GKティモ・ホルン(24)が2部降格時に他クラブへの移籍が可能となる契約条項を行使せず、来シーズンも残留することを発表した。

▽ドイツのフル代表デビューこそ果たしていないものの、ブンデスリーガ屈指の若手GKであるホルン。リバプールなどプレミア勢や国内の上位クラブが獲得に関心を示していると言われていたが、先日に新契約にサインしたキャプテンのドイツ代表DFヨナス・ヘクター(27)に続き、愛するケルンに残留する道を選んだ。

▽ホルンは今回の重大な決断に際して、クラブ公式サイトで以下のようなコメントを残している。

「FCケルンは僕のクラブであり家なんだ。だから、クラブの描く展望が正しいと思ったなら、一緒にその道を歩むことができると常に言ってきた」

「確かに、今は非常に難しいシーズンを送っている。だけど、クラブは今後のシーズンに向けて何とか良い状況を作り出して野心的な目標も持っている。それは僕にとって重要なことであり、クラブが成功への道を取り戻すために全力を尽くすつもりだ」

▽また、ケルンのマネージング・ディレクターを務めるアルミン・フェー氏は生え抜きの守護神の決断を喜んでいる。

「ティモはこのクラブで育ってファーストチームに昇格を果たし、チームのリーダーに成長した。彼はこのクラブのために生きており、同じ道を共に歩んでいく準備をしてくれている」

「仮に降格が決定した場合、我々の目標は次のシーズンに昇格を果たすことだ。ティモがクラブへの情熱、野心、ゴールキーパーとしてのクオリティを我々のために捧げてくれることを心から嬉しく思う。同時に彼は我々の目標を成し遂げるために積極的な役割を担ってくれるはずだ」

▽9歳からケルンに在籍するホルンは2012-13シーズンにトップチームデビュー。以降、ここまでの公式戦202試合に出場するなど、ケルンが誇る若き守護神だ。

▽現在、ケルンは第31節終了時点で残留圏内の16位フライブルクと勝ち点8差の最下位に低迷しており、残り3節での逆転残留の可能性は絶望的だ。それでも、ヘクターに続き若き守護神の残留宣言は今後のクラブの未来を明るく照らしてくれることだろう。