東京タワーから行ける宇宙旅行! プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏が監修した新体感VRアトラクション「MEGASTAR JOURNEY Powerd by ABAL」で夢が叶う

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宇宙旅行が仮想現実(VR)で体感できる時代がやってきた。
VRを使ったアトラクション型プラネタリウム「MEGASTAR JOURNEY(メガスター・ジャーニー)Powered by ABAL」が開業60周年イヤーの東京タワーで2018年1月27日より開始された。
料金は日時指定で、大人/子ども共に1,800円(税込)。実施期間は2018年4月9日まで。

「MEGASTAR JOURNEY」は、全く新しい体験型のVRプラネタリウムだ。
企画監修は、プラネタリウム・クリエーターとして世界的に有名な大平貴之氏が担っている。

空間移動型VRシステム「ABAL」を採用したことで、バーチャルの空間内で歩くことができ、体験者同士でハイタッチなどのコミュニケーションをとることが可能だ。

「MEGASTAR JOURNEY」の体験レポートをお届けした後、プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏と、株式会社ABAL代表取締役尾小山良哉氏から頂戴した、今回のアトラクションについてのコメントを紹介しよう。


■東京タワーから宇宙空間に飛び出そう
「MEGASTAR JOURNEY」は、VRを使ったアトラクション型プラネタリウムだ。
東京タワーから宇宙空間に飛び出して、自らの足で広大な宇宙を旅することができる。
最大同時体験者数は6名。
来場者は最初、ブリーフィングルームでアトラクションの説明を受けるが、ここからすでに本アトラクションの物語が始まっている。
アトラクションの体験時間は25分程度。

架空のニュース番組が放送され、東京タワー地下から「時空エレベーター」という謎の乗り物が発見されたというのだ。来場者は同エレベーターに搭乗して宇宙旅行を楽しむことになる。

宇宙へと導くナビゲーター「時空エレベーターガール」エリカ/E-01役に林原めぐみさん。
地上から時空エレベーターを制御する管制官トム役には小山力也さん。
と、豪華声優陣を迎えているのは、アニメファンにも嬉しいところだ。


宇宙へと導くナビゲーター「時空エレベーターガール」エリカ/E-01
ⒸD.N.ドリームパートナーズ


さて、ニュース番組には、プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏や、株式会社ABAL代表取締役尾小山良哉氏も物語の登場人物である山岡教授として出演しており、遊び心も随所に見られる。


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ニュース番組が終わると、いよいよ「MEGASTAR JOURNEY」を体験することになる。
来場者は、頭にヘッドマウントディスプレイ(HMD:Gear VR)、両手足にマーカーの付いたトラッキングターゲット(手×2個、足×2個、計4個)を装着する。
トラッキングターゲットはマジックテープになっており、初めての人でもスムーズに着脱することができる。
来場者は、この状態でアトラクション内を歩きまわることになる


頭につけるヘッドマウントディスプレイ(HMD:Gear VR)



手足にマーカーの付いたトラッキングターゲットを装着する


アトラクション内には、来場者のマーカーをリアルタイムで読み取るモーションキャプチャーカメラが設置されている。これにより、来場者の動きにあわせて映像をリンクさせる。
自分やほかの来場者は、VR映像ではアバターで表示される。


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来場者は、東京タワー地下から発見された「時空エレベーター」に搭乗して、青く輝く地球を眺めながら月面を散策することになる。
時空エレベーターに搭乗して足元を見ると、VR映像にもかかわらず、高所に居る感覚のリアルさで「ブルッツ」と身震いするほどの怖さを感じた。

移動先では来場者を決して飽きさせない様々なアトラクションが待ち受けている。
すべてのアトラクションが終わる頃には、VRの世界がまるで現実の世界のように感じられるから不思議だ。

VR体験中は、スペースデプリに触れられたり、宇宙船に着席すると実際に振動したり、「E=mc^2」と書かれてあったりと、遊び心も満載だ。

壮大なストーリーとともに美しい星々と宇宙旅行の楽しさを味わえた。
映像のクオリティは非常に高く、VR体験中もコミュニケーションがとれるので、デートや親子で体験するのにも最適だ。


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■メッセージを伝えたい - プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏
アトラクション会場にて、プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏に直接お話しをうかがうことができた。

「今回、ABALさんと初めて組ませていただいて、ABALさんならではのシステムを活かしながら宇宙の体験ができる。つまり、宇宙の壮大な世界を実感できるというのが大きなテーマとしてありました。」(プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏)

大平氏によると、ここ数年、VRは注目されており、さまざまなものが試みられているが、今はまだVRというメディア自体の物珍しさが注目されている状況でしかないという。

たとえば、VRの世界で弾が飛んでくるとか、面白い体験ができるというのが、話題の中心になっている。

今回のアトラクションではその一歩先のVR、「VR体験を通して来場者にメッセージを伝えたい」という強い思いがあるという。
「MEGASTAR JOURNEY」では、ABALと試行錯誤を繰り返して今までにないVRの作品を作り上げたという自負があるそうだ。


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では、どんなところに面白みがあるだろうか。

「たとえば、銀河系の外まで飛び出して行くところとか。僕ら人間の体が巨大になったことで、銀河系が目の前に浮かんでいて、その中を散歩できたりとか。星の海の中を歩いたり、普段の生活では不可能な体験ができます。」(プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏)

普段、宇宙は、無限の遠い存在としか感じていないかもしれないが、VRを利用すれば、その中に入り込んで、自分たちが実際に宇宙の中に住んでいるという事実を体感できるというわけだ。

大平氏によると、地球に帰還すると、本来は長い年月が経っているそうだ。
しかし、その長い年月が経ったときに地球がどうなっているのかは、あえて説明はしていないのだという。

「お客さんに自分で想像してもらいたいと思っています。今回の体験を通して深く何かを考えてもらうというよりは、未来にはどうなっているのかと。短い体験ですが、人それぞれ思いをめぐらせるキッカケになればよいと思います。」(プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏)


プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏



■アナログとデジタルの融合に苦労 - 株式会社ABAL代表取締役尾小山良哉氏
空間移動型VRシステムを提供している株式会社ABAL代表取締役尾小山良哉氏にも、お話をうかがうことができた。

尾小山社長によれば、「MEGASTAR JOURNEY」は3年以上の時間をかけてプロジェクトを進行してきたそうだ。

「ABAL: DINOSAUR」とのシステム的な大きな変更についてうかがったところ、
「一番大きな点で言うと、二箱から流入ができる点です。回転率を向上させて、回転人数を多くできます。あとは、最後に大平さんのハードウェアとのコラボレーションがあったのが一番違うところです。」(株式会社ABAL代表取締役尾小山良哉氏)

アナログの空間とデジタルのバーチャルな空間とを繋ぎ合わせるのが一番苦労したのだという。


ⒸD.N.ドリームパートナーズ


さらにテーマが「宇宙」ということもり、プラネタリウムという、どちらかと言えば学術的な部分があるものを、どこまでファンタジーの世界に振っていくのか、ストーリーテリングの部分について試行錯誤があったそうだ。

今回の「MEGASTAR JOURNEY」では、来場者はフィジカルに体験できる部分もあった。
その点についてうかがってみると、
「フィジカルとバーチャルを繋ぐところはABALのテーマでもありますので、今後も頑張っていきたいと考えています。」(株式会社ABAL代表取締役尾小山良哉氏)


株式会社ABAL代表取締役尾小山良哉氏


MEGASTAR JOURNEY


ITライフハック 関口哲司