頭でっかちには未来は見えない! 衰退した3D TV、そしてVRはどうなる? 大事なのは「体験」という価値だ
ほんの数年前、家電量販店のTV売り場には「3D」を謳う大画面TVがひしめいていた。
しかし、今ではそうした景色は見かけなくなり、人々も記憶から消え去りつつある。
3DTVは、3Dの映像を視聴するためには専用の”メガネ”をかける必要があり、対応3Dコンテンツも必要だった。
3Dコンテンツがブレイク、普及しなかったと言うこともあり3DTVは、ブームを作ることなく消滅した格好だ。
スマートフォンも以前はふたつのカメラを搭載することで3D写真や動画撮影に対応したモデルもあった。さらに裸眼立体視に対応した液晶を搭載するモデルまで販売されていた。
しかし、これらもブームや市場定着するまでに至らずに消えていった。
筆者は、個人的には映画館でも3D上映がある場合はそちらで視聴するほど、3Dの効果を評価しており、このようにハードウェアがなくなってしまうのは残念である。
TVで視聴する3D映像は、画面から映像が飛び出してくるというよりは、映像の奥行が大きくなるといった印象だが、2Dの映像にはない空気感がありエンターテインメント分野以外にもその時代を感じることができる映像資料としての価値はあったように思う。
また、3D表示に対応したゲームは2Dにない良さがあった。
たとえば、
レーシングゲームで3D表示では、コーナーまでの距離感が掴めるため正確にゲーム内の車をコントロールすることができる。
さらに3D表示は、コーナーの入り口がブラインドとなって見えにくい場合も、道幅分の空間を感じ取れるためコーナーの入り口を認識することができた。
最近では
・ソニーのゲームコンソール「PS4」向けのVRヘッドセット「PlayStation VR」
・PC向けのOculus製「Oculus Rift」
・HTC製「VIVE」
・スマートフォン向けグーグル製「Daydream」
・サムスン電子製「Gear VR」
・HTC製「LINK」
など、3Dを超える新しい映像が楽しめるようになった。
ただし、これらの製品も3D TVと同じく、ブームになることなく製品が消えていく可能性もある。
<マイクロソフトはWindows 10でMR(Mixed Reality)に対応>
VRは初期投資が高く、さらに普通のTVとして視聴できる3D TVとはことなり”それ”にしか使えないことなど、ネガティブな要素が大きいからだ。
3D TVもVRも製品としての評価よりも、自分の価値体験の向上のためのデバイスであると考えてみてはどうだろうか。
ダイビングが好きで海に潜る人や登山を楽しむ人、そこにはその人だけが体験できる価値がある。VRが既存の人気スポーツやレジャーほどの嗜好性や魅力あるとまでは言えないかもしれないが、今後、多数の人に受け入れられるようになる可能性は否定できない。
たとえば、
・昭和の時代のファミコンに熱中した体験
・はじめてウォークマンを使って屋外で音楽を聴いた体験
など、そうした体験は、その後、それらの時代を作ってきた。
VRで体験できる
・VR映像のリアルな体験
・リアルタイムでのVR空間を共有するチャット体験
これら新感覚を体験し、それを経験として受け入れるだけでも十分であると思う。
今は、そうした「VR体験の価値はあまりない」と、多くの人は言うかも知れない。
しかし、こうした体験を積み重ね、何年か経ることで、新しい視野や意識が生まれてくるだろう。
つまり、あれこれ考えるより、こういうデバイスは体験し、楽しんだもの勝ちなのだ。
「普及しない”モノ”には価値はない」
これは市場経済の常識だ。
しかし、普及しないモノでも、体験には「価値」が確実にある。
「4Kテレビもまだなのに8Kテレビが普及するわけがない」と考えるより、写真を超える8Kの綺麗さをいち早く体験したいと思う。
執筆 mi2_303
しかし、今ではそうした景色は見かけなくなり、人々も記憶から消え去りつつある。
3DTVは、3Dの映像を視聴するためには専用の”メガネ”をかける必要があり、対応3Dコンテンツも必要だった。
3Dコンテンツがブレイク、普及しなかったと言うこともあり3DTVは、ブームを作ることなく消滅した格好だ。
スマートフォンも以前はふたつのカメラを搭載することで3D写真や動画撮影に対応したモデルもあった。さらに裸眼立体視に対応した液晶を搭載するモデルまで販売されていた。
しかし、これらもブームや市場定着するまでに至らずに消えていった。
筆者は、個人的には映画館でも3D上映がある場合はそちらで視聴するほど、3Dの効果を評価しており、このようにハードウェアがなくなってしまうのは残念である。
TVで視聴する3D映像は、画面から映像が飛び出してくるというよりは、映像の奥行が大きくなるといった印象だが、2Dの映像にはない空気感がありエンターテインメント分野以外にもその時代を感じることができる映像資料としての価値はあったように思う。
また、3D表示に対応したゲームは2Dにない良さがあった。
たとえば、
レーシングゲームで3D表示では、コーナーまでの距離感が掴めるため正確にゲーム内の車をコントロールすることができる。
さらに3D表示は、コーナーの入り口がブラインドとなって見えにくい場合も、道幅分の空間を感じ取れるためコーナーの入り口を認識することができた。
最近では
・ソニーのゲームコンソール「PS4」向けのVRヘッドセット「PlayStation VR」
・PC向けのOculus製「Oculus Rift」
・HTC製「VIVE」
・スマートフォン向けグーグル製「Daydream」
・サムスン電子製「Gear VR」
・HTC製「LINK」
など、3Dを超える新しい映像が楽しめるようになった。
ただし、これらの製品も3D TVと同じく、ブームになることなく製品が消えていく可能性もある。
<マイクロソフトはWindows 10でMR(Mixed Reality)に対応>
VRは初期投資が高く、さらに普通のTVとして視聴できる3D TVとはことなり”それ”にしか使えないことなど、ネガティブな要素が大きいからだ。
3D TVもVRも製品としての評価よりも、自分の価値体験の向上のためのデバイスであると考えてみてはどうだろうか。
ダイビングが好きで海に潜る人や登山を楽しむ人、そこにはその人だけが体験できる価値がある。VRが既存の人気スポーツやレジャーほどの嗜好性や魅力あるとまでは言えないかもしれないが、今後、多数の人に受け入れられるようになる可能性は否定できない。
たとえば、
・昭和の時代のファミコンに熱中した体験
・はじめてウォークマンを使って屋外で音楽を聴いた体験
など、そうした体験は、その後、それらの時代を作ってきた。
VRで体験できる
・VR映像のリアルな体験
・リアルタイムでのVR空間を共有するチャット体験
これら新感覚を体験し、それを経験として受け入れるだけでも十分であると思う。
今は、そうした「VR体験の価値はあまりない」と、多くの人は言うかも知れない。
しかし、こうした体験を積み重ね、何年か経ることで、新しい視野や意識が生まれてくるだろう。
つまり、あれこれ考えるより、こういうデバイスは体験し、楽しんだもの勝ちなのだ。
「普及しない”モノ”には価値はない」
これは市場経済の常識だ。
しかし、普及しないモノでも、体験には「価値」が確実にある。
「4Kテレビもまだなのに8Kテレビが普及するわけがない」と考えるより、写真を超える8Kの綺麗さをいち早く体験したいと思う。
執筆 mi2_303