2015年台湾・台北でのステージが物議を醸したケイティ・ペリー(画像は『United News International 2015年4月29日公開 YouTube「Katy Perry's Sunflower Dress May Get Her Banned from China」』のサムネイル)

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中国・上海で11月20日に開催される『ヴィクトリアズ・シークレット』ファッションショーへの出演が決まっていたケイティ・ペリーが、ビザの問題で中国政府から入国を拒否されてしまった。よってケイティは、ショー開催直前になって出演を断念したという。『NYポスト/Page Six』などが伝えている。

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このたびの入国拒否には、2015年に台湾・台北で行われたコンサートでケイティ・ペリーの軽はずみな行動が関係しているようだ。ケイティはステージで台湾の国旗を振りかざしたり、中国政府に対する学生運動のシンボルであるひまわりの花をモチーフにした衣装を身につけていた。これらの事実が中国政府の知るところとなり、今回のビザ却下という判断に至ったとされている。

中国政府は海外からパフォーマーを入国させるにあたり、SNS履歴などに目を光らせ、これまで同国への軽蔑的な発言がなかったかどうかをくまなく調査しているという。実際に2015年には「マルーン5」のメンバーがチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマの80歳誕生日を祝うツイートをしたことが原因で、グループでの中国入国を拒否されていた。また今年7月にはカナダ出身のジャスティン・ビーバーが、過去の数々の不適切な行動を理由に北京文化局より国内公演を禁じられたばかりだ。

16日にはジジ・ハディッドの『ヴィクトリアズ・シークレット』ファッションショー不参加が明らかになったばかりだが、ケイティまでも出演できなくなってしまった。なお当日は、ケイティに代わって「ワン・ダイレクション」のメンバー、ハリー・スタイルズが登場する予定だという。

画像は『United News International 2015年4月29日公開 YouTube「Katy Perry's Sunflower Dress May Get Her Banned from China」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 c.emma)