こんにちは。料理研究家の越野美樹です。夏は冷たくて喉越しの良いそうめんが欠かせませんが、毎日続くと子どもも飽きてしまいますね。そんなときは、沖縄の郷土料理「そうめんチャンプルー」はいかがでしょうか?

今回は、子どもに人気の野菜を加えた、簡単「そうめんチャンプルー」をご紹介します。


そうめんを炒めると、くっついてダマになってしまったという経験はありませんか? そうめんチャンプルーを上手に作るコツは、そうめんのゆで時間を短めにすること。袋に表示してあるゆで時間の半分くらいゆでるだけで大丈夫です。


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そして、そうめんをゆでたら流水にさらし、ぬめりを取ります。ザルにあげてしっかり水気を切ったら、オイルをまぶしておくのがコツ。そうめんの一本一本が油でコーティングされ、くっつきにくくなります

また、そうめんは炒めすぎると、どんどんフライパンにくっついてしまいます。そうめんを炒めるタイミングは他の具材に火が通った後、最後に加えるのがコツです。これで、おいしいそうめんチャンプルーに仕上がりますよ。

家にある野菜と豆腐で作る、ボリューム満点なそうめんチャンプルー。カラフルな彩りの野菜を選ぶと、見た目にも楽しくなりますよ。

■「豆腐とそうめんのチャンプルー」の作り方
調理時間 10分

レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹



<材料> 2人分
なす 1本
ゆでた枝豆 100g
コーン 100g
木綿豆腐(しっかり水切りする) 1丁
そうめん 200g
にんにく 1片
ごま油 大さじ2
しょうゆ 大さじ2

<作り方>
1、鍋に湯を沸かし、そうめんを表示時間の半分程度ゆでる。流水にさらしてザルにあけ、ごま油大さじ1をまぶしておく。

2、なすはいちょう切りにする。にんにくは薄くスライスする。

3、フライパンににんにくとごま油大さじ1を加えて弱火にかけ、香りが出たら中火にしてなすを炒める。

4、油が回ったら豆腐、枝豆、コーンを加えて炒める。豆腐は崩すように炒める。

5、水気が飛んだら1としょうゆを加えて、温まったら火を止める。

ごま油のコクで、どんどん食欲が進みます。そうめんに豆腐が絡まり、ボリューミーな食感。暑い日にハフハフしながら食べたいチャンプルーです。

■「豆腐とそうめんのチャンプルー」の食べ方アレンジ
レパートリーが広がる、食べ方アレンジをご紹介しましょう。

●アレンジ1 ケチャップ味のそうめんチャンプルー


「豆腐とそうめんのチャンプルー」に加えるしょうゆの半量を、トマトケチャップ大さじ2に変えます。子どもが好きなトマト味のそうめんチャンプルーは、奪い合いになること必須! しょうゆを塩に変えればさっぱりチャンプルーに、みそに変えればコクが出ます。

●アレンジ2 炒めないそうめんチャンプルー
ザルに上げたそうめんにごま油をまぶし、水切りした木綿豆腐を崩して、お好みの野菜と和えるだけ。お好みでしょうゆや酢などを加えれば、さっぱりいただけます。とくに暑い日にオススメですよ。

食欲が落ちがちな夏は、麺類が恋しくなります。そうめんと豆腐を使って、いろいろなアレンジを楽しんでみてくださいね。
(越野 美樹)