7日、テレビ朝日「報道ステーション」では、「競泳”初”代表 大橋悠依(21) 寺川綾 注目の新星スイマー」として、今月行われる世界水泳に臨む大橋に寺川氏が聞き手を務めたインタビューを放送した。

東洋大学4年の大橋は、4月の日本選手権400m個人メドレーで日本記録を大幅に更新。一躍スターダムにのし上がり、世界水泳でもメダルの期待がかかる。寺川氏は大橋得意の背泳ぎに着目。「人よりボディポジションの高い位置で軽く滑らかに泳げている」と分析すると、同番組にコメントした平井伯昌コーチも「体がものすごく浮いて、モーターが付いているボートっていう感じじゃなくて、帆が付いて風で前に進んでいく感じ」と表現した。

そんな大橋の背泳ぎは、水面近くでキックをすることにより、体を水面と平行して泳ぐことができる点に強みがある。そのため水の抵抗を受けにくく、推進力が損なわれず無駄な力を必要としない。「"とにかく進むぞ"という泳ぎではなくて、進まない時間をできるだけ減らす」と説明した大橋。その最後には「効率屋さんです」とおどけてみせた。

また、インタビューを終えた寺川氏は、その背泳ぎを改めて絶賛。「背泳ぎ専門だった私にとって、大橋選手の背泳ぎは魅力的。浮く泳ぎの話を聞けば聞くほど、私と真逆の意識で泳いでいる」などと語った。