アジア太平洋地域の大学ランキング  台湾は26校ランクイン

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(ロンドン 6日 中央社)英の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は4日、「アジア太平洋地域の大学ランキング2017」を発表した。台湾からは合計26校がランクインしており、33位の台湾大学が最高位だった。1位はシンガポール国立大学、2位は北京大学(中国大陸)、東京大学は9位。

同誌はこれまで、世界、アジア、日本などの大学ランキングを発表しているが、アジア太平洋地域は今回が初めて。同ランキングは東アジアと東南アジア、オセアニア地域の38カ国・地域の大学を対象に、学術研究の質、国際観、産業界からの収入(知識移転)などの項目を評価、13カ国・地域の約200校が選び出された。

ランクインした大学数を国・地域別に見ると、日本が69校でトップ。中国大陸(52校)がこれに続き、以下、オーストラリア(35校)、台湾(26校)、韓国(25校)など。

台湾の大学で上位100位以内に入ったのは、▽台湾大学(台北市)33位▽清華大学(新竹市)47位▽交通大学(新竹市)53位▽台湾科技大学(台北市)57位▽成功大学(台南市)65位▽中国医薬大学(台中市)84位▽台湾師範大学(台北市)99位。

調査の担当者は、指標の一つ「業界からの収入(知識移転)」では成功大学が6位、台北医学大学(台北市)や交通大学なども高得点を得ていると高く評価した一方で、「国際観」ではオーストラリアやニュージーランドが抜きん出ているために台湾の弱さが目立つ結果となったと指摘している。

(戴雅真/編集:塚越西穂)