「1位」のプレッシャーのしかかる指原莉乃

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HKT48の指原莉乃による『AKB48選抜総選挙』絡みの発言が最近増えている。6月17日に沖縄で開票イベントが行われる『第9回AKB48選抜総選挙』では上位常連の山本彩と柏木由紀が出馬せず、展開次第では“総選挙”の在り方が見直しを迫られるかもしれない。指原の言葉はそうした状況を暗に指摘しているようにも思える。

4月21日、日本テレビ系で放送されたバラエティ番組『内村カメラ』にゲスト出演した指原莉乃。“即興ラップで日頃のストレスを発散して下さい”のテーマで振られ、しばし考えるとマイクを手に「おい秋元康!」「そろそろ総選挙やめろ!」「そろそろ解放しておくれ!」とラップで訴える。MCの内村光良が苦笑しつつ「指原はトップのままで終わりたいんだよ! プレッシャーあるよな1位って…」と共感すると「ありますよ〜、早く勝ち逃げしたいです」と笑わせた。

指原は『第9回AKB48選抜総選挙』に出馬するとともに「今回で立候補は最後」と表明しており、もし1位となれば3連覇の女王として「勝ち逃げ」する形となる。彼女としては『選抜総選挙』のプレッシャーから自身のみならずメンバーを解放して欲しい気持ちをラップにしたのだろう。

20日深夜放送の『HKT48のおでかけ!』(TBS系)では、今年の『選抜総選挙』に出馬しなかったNMB48山本彩について「去年から葛藤があったんだと思う」「ソロの活動ができないんですよ、AKBにいると時間がなくて」と話した。山本彩は昨年ソロアルバム『Rainbow』をリリースし、バンドとライブツアーも行っている。ソロアーティストとしても活動するなか、今年の『AKB48選抜総選挙』に出れば両立が難しいと指原は読む。

また、19日深夜にはラジオ番組『AKB48のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でリスナーから「最近はシングルを聴くとAKBより坂道シリーズ(乃木坂・欅坂)の方が良いようだ」との指摘があった。パーソナリティのAKBメンバーと秋元康がトークするなか、指原は「卒業したいというメンバーが多いグループでは、秋元さんも勢いがある曲を書けないのでは」という。さらに坂道シリーズは『選抜総選挙』がないので「グループとして好きだから、もし推しメンが卒業しても次の推しメンを応援できる。だけど今のAKBはそれができない」との趣旨を展開した。

指原莉乃のプロデュース能力は秋元康も一目置くほどだ。その彼女が『選抜総選挙』について指摘ともとれる発言をしたのである。今後の運営に影響する可能性は高そうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)