ローム、歪率0.0004%のハイエンドAVアンプ向けサウンドプロセッサ
ロームは10月7日、ホームシアターなどに採用されるハイレゾリューション音源対応のハイエンドAVアンプに向けて、オーディオの音量調整や信号経路の切替えを行うサウンド・プロセッサ「BD34704KS2/BD34705KS2」を開発したと発表した。
新製品はオーディオ製品で最も重要な特性である低歪率(業界最高クラス0.0004%)と低雑音(S/N比を-128dBから-131dBに向上)など従来製品の特長は継承しつつ、狙い通りの音質を実現するために、自社内に設置した試聴室で実験・試聴を繰り返し行い、ICの音質に影響するノウハウを28個の独自パラメータとして集約し、その設計技術を確立。AVアンプに要求される空間表現を重視した音質設計を行うことで高音質を実現した。
サンプル出荷はすでに開始しており、価格は(税別)2000円/個。2016年12月から月産30万個の体制で量産を開始する予定となっている。
(神山翔)