安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領は2016年9月2日、ロシアのウラジオストクの極東連邦大学で首脳会談を行い、北方領土問題などについて話し合った。

報道によると、会談では、懸案となっている平和条約締結へ向けての意見交換をしたといい、安倍首相は会談後、「手応えを強く感じ取ることができた」と記者団に説明した。経済協力を通じて、領土問題の解決を図る考えだという。

次回会談は、ペルーで11月19、20両日に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に行い、12月15日には安倍首相の地元の山口県長門市で再び会談することも決まった。ロシア大統領の来日は、2010年11月以来6年ぶりとなる。

また、安倍首相は3日、ウラジオストクで開かれたロシア主催の東方経済フォーラムにも出席し、首脳会談を年1回ウラジオストクで定期的に開くことを提案した。