手頃な値段で、お肉をお腹いっぱい――なんて過去の話になるのは近い。円安と異常気象で現実味を帯びる「茶碗1杯のごはん、じゃがいも2個、ぬか漬け1皿」の朝食帝国データバンクによると、昨年度に判明したステーキ店の倒産は10件で、前年度の5倍にのぼり過去最多となった。背景には、輸入牛肉の仕入れ価格上昇と、円安の影響がある。米国では、ウクライナ紛争や異常気象の影響で家畜用飼料が高騰し、牛肉の生産コストが急騰