売れない森永のお菓子「ジャック」に異変 / 森永が自暴自棄になる → バカ売れ

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自社のお菓子「ジャック」があまりにも売れないため、自暴自棄になり、公式サイトで自虐的な「助けてください」アピールをしてきた森永製菓。2014年5月に新発売したが売れず、2015年1月にリニューアル発売したがやはり売れず、2015年11月10日に最後のチャンスとして再度リニューアル販売し、現在に至っている。

この世から「ジャック」が消滅か



森永製菓はこのため、「ジャック」の公式サイトで「美味しいのに崖っぷちキャンペーン」と題し、今回売れなければ「終売」になるとコメントしている。終売、つまり、この世から「ジャック」が消滅することを意味している。

「ジャック」担当者の声





「当社のキャラメル技術を活かした渾身の大型商品として昨年春発売した「ジャック」。私はもちろん、開発チーム全員の自信作です。ご購入いただいたお客様からは『ハマった!』『まとめ買いした」『「どうしても食べたくてずっと探している」など大変うれしいお声をいただいているにもかかわらず、なぜか売れない残念な商品です(泣)。これが3度目の発売、社内では本部長(一番えらい人)に最後のチャンスと囁かれ、藁にもすがる思いです。いえ!決してあなたを藁呼ばわりしているわけではありません。絶対においしいので、一度だけでも食べてください」

買ってあげたいけど売ってないぞ!



あまりにも自虐的すぎるキャンペーンのため、さまざまなニュースサイトが「ジャック」について報じたところ、TwitterやFacebookで「買ったよ!」報告が急増。「買ってあげたいけど売ってないぞ!」という声もあったが、それについて森永は「店長がジャック? 知らないなあ。置かなくていいよと言わないかぎり全国のコンビニで売ってるよ」とコメントしている(笑)。

かなり売れまくっている!!



その後、どれくらい「ジャック」売れているのかコンビニを調べてみたのだが、驚くことに、かなり売れまくっていることが判明! 「ジャック」がどこに行っても売ってないのである! いやもしかしたら「単に入荷してないだけ」かと思ったのだが(笑)、しっかり「ジャック」の値札は設置されており、そこだけガラ〜ンと空いているのである。



急に売れ出した!



セブンイレブンの店員に話を聞いたところ、「急に売れてしまって、いま追加で注文しています。急になんですが、けっこう売れてます」とのこと。マジかよ! 人間、たまには自暴自棄になったほうが効果を生む事もあるんだな(笑)。そう感じた瞬間だった。



一時的に売れたところで終売になってしまう



あとは、今後どれだけ「ジャック」のリピーターが増えるかどうかに運命がかかっている。一部の人に愛されるのではなく、広く多くの人に愛されなくては、一時的に売れたところで終売になってしまうのだから。





ちなみにその味だが、ブランデーやウイスキーに合うテイストをしているので、子供より大人向けなお菓子である。



■執筆:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/