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小さな子どもの寝かしつけは、パパやママにとって日課の一つであると同時に悩みの種。そんな子育て中のパパやママに朗報。読むだけでお子さんがすぐ眠る、科学的効果が実証済みのまったく新しい絵本が発売となった。それが、2015年11月12日に日本発売となった『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』だ。「うちの息子は、3分ぐらいであくびを始めて、10分後には熟睡しました」(イギリスのアマゾンレビューより)。そんな評判が評判を呼び、米英仏スペインでアマゾン総合ランキング1位を獲得。ついに日本にも上陸を果たした。もちろん日本語バージョンでもその効果は絶大と、既に品薄状態になっているとの噂も出ているほどの話題の一冊だ。

心理学・言語学研究者の著者が、「子どもがなぜ寝たくない気持ちになるのか」を徹底的に考慮し、自然に眠くなるよう「ここを強調して読み、ここであくびするように」などの細やかな指示が入っている。従来のいわゆる「おやすみ絵本」とは違ったコンセプトで、理論にもとづきお子さんをリラックスさせるのだという。本書冒頭には『運転中の音読は厳禁』という注意書きまでしてあるほど! 実際に筆者も手に取り、1歳半になる娘に試したところ、たった3分で半落ち状態になり、7分で爆睡に。リラックスして入眠したせいか、いつもよりも眠りが深いように感じられた。

本書は、発売以来、 英デイリーメール紙、テレグラフ紙、米CBSニュース、ハフィントンポスト紙、ニューヨークポスト紙等、有力メディアが続々特集を組み、今では世界40か国で翻訳が決定するなど、世界的な規模で大ブームになっている。ちなみに、日本語版を監修したのは、快眠セラピストの三橋美穂さんだ。長年、眠りに関するキャリアを積んでこられた三橋さんは、その人の頭を触っただけで、どんな枕が合うかすぐにわかるほどの眠りのエキスパートだ。

日本でも発売前に、ママ・パパに試してもらったところ、「いつもは寝かしつけに1時間以上かかっていますが、この本を読んであげたら10分もしないうちにぐっすり。しかも、物語の途中でした」(4歳児の父、38歳会社員)、「いつまでも遊んでしまい、なかなか布団に入ってくれない元気すぎる姉妹……。それが、『お布団でロジャー読んで』と言うほど気に入って、寝ることを楽しんでくれるようになりました」(5歳児・3歳児の母、29歳主婦)など、絶賛の声が続々と集まっている。

健やかな眠りが、子どもの心と身体の健康には必要だ。寝かしつけを頑張る親にも、成長盛りの子どもにも有益な一冊となるはず。ただし、本書を活用するにあたって一点だけ注意しておかなければならないことがある。それは、寝かしつけをしている親の方が先に眠たくなって、子どもよりも先に寝落ちしてしまうことである。

『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』
カール=ヨハン・エリーン 著、三橋 美穂 監
飛鳥新社 (2015/11/12)/本体1,296円+税