スマホやタブレットにも対応! 乾電池で使える高解像度なモバイルスキャナーが便利すぎる

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パソコンが必要というケースはまだ多い。スマホやタブレットではできない、もしくはできても不便ということがあるからだ。

書類やチラシをデジタル化するスキャナーも、その一つだ。
紙の資料を利用する企業やビジネスもまだ多い。
紙の資料を効率良く使うには、デジタルデータ化する必要がある。デジタルデータにすれば、メールで簡単に送れたり、受け取ったりもできる。また、OCRソフトで画像から文字を抜き出すことも、今では簡単にできる、

スキャナーは、ビジネスでの利用に限らず、家庭や学校などの資料をデジタル化するにも便利だ。
ただ、基本はオフィスや、家庭で使うケースが多く、「外出先で使えたら便利なのに」と思っている人も多いだろう。

そうした人に向けに携帯できる小型スキャナーもある。しかし、これまでは、スキャンしたデータを確認するためにノートPCが必要なので、手軽とはいえなかった。

それが最近、スマホやタブレットに対応したモバイルスキャナーが増えてきた。
ナカバヤシグループの株式会社ミヨシから発売された「高解像度モバイルハンディスキャナー」もそうした製品だ。
発売は11月下旬で、価格は1万円前後とリーズナブルだ。


■スマホやタブレットと接続できる
「高解像度モバイルハンディスキャナー」は、高解像度の読み取りに対応したコンパクトタイプの携帯型スキャナーだ。

主な特長は次のとおり。
・スマホやタブレットにデータを転送できる
・軽量、コンパクト設計で持ち歩きに最適
・高解像度対応で、より繊細にデータを読み取れる
・本体のカラー液晶で、データをその場で確認できる
・Windowsソフト「MagicScan」と連携し、スキャンや編集操作がさらに便利に
※本体の使用時には、別途、microSDカードなど記録用メディアが必要

携帯型スキャナーは、解像度が300dpiの製品が多い。しかし、「高解像度モバイルハンディスキャナー」は、900dpiの高解像度に対応している点が長所だ。
これまでのモバイルスキャナーよりも繊細にデータを取り込める。高解像度で取り込むと、画像や図面を編集する必要がある場合でも綺麗に仕上げることができるというわけだ。

「高解像度モバイルハンディスキャナー」本体には、1.4インチのカラー液晶が搭載されているのも便利だ。
スキャンした、その場で読み取り状況を確認できるからだ。外出先での読み取りエラーでなど、あとで確認して「失敗した」などという事態も未然に防げる。また。書類や資料を差し込むタイプのスキャナーとは違い、書籍や綴じ冊子資料など、スキャンしにくい原稿も簡単に読み取れるのも本製品の特徴だろう。

そして、もっとも重要なのが、スマートフォンやタブレットにも対応しているという点だ。
ホスト機能対応のスマートフォンやタブレットと接続すれば、読み込んだデータをその場で転送することが可能なのだ。
同梱のWindowsソフト「MagicScan」を使用すれば、各形式ファイルへのデータの直接貼り付けなど、さらに便利な機能も利用できる。

「高解像度モバイルハンディスキャナー」は、ビジネスバッグやトートバッグの隙間に入れられるスリムな形状で、重さも約160gと軽量だ。外出先に持ち出しにも負担は少ないだろう。動作用のバッテリーは、外出先でも入手しやすい単四アルカリ乾電池3本で動作するのも嬉しい点だ。


主な仕様
サイズ:257(W)×24(D)×36(H)mm
重量:約160g(乾電池含まず)
電源:単四アルカリ乾電池3本/USB DC5V
保存形式:JPEG/PDF(※microSDカードへの保存時のみPDF選択可能)
対応記憶領域:microSDカード(1~2GB)、microSDHCカード(4~32GB)
ディスプレイ:1.4インチTFTカラー液晶
解像度:標準画質300dpi 中高画質600dpi 高画質900dpi
読取範囲:幅 約216mm、長さ約1,200mm
対応OS:Windows10(64/32Bit)、8.1(64/32Bit)、7(64/32Bit)、Vista(SP2)MacOSX 10.8、Mountain Lion以降、Android 4.0.3以降


ITライフハック 関口哲司