中国メディアの騰訊訂閲は22日、日本の小学生が背負う「ランドセル」はなぜ世界中で人気なのかと疑問を投げかけ、ランドセルの魅力を考察した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国メディアの騰訊訂閲は22日、日本の小学生が背負う「ランドセル」はなぜ世界中で人気なのかと疑問を投げかけ、ランドセルの魅力を考察した。

 記事は、日本の小学生は基本的にみな一律でランドセルを背負い、帽子をかぶっていると伝えつつ、「ランドセルは見かけこそ質朴だが、機能は非常に高い」と伝えた。さらに、価格は3-5万円と高価であるとしたほか、最高級のランドセルとなると10万円もするようなものもあると紹介した。

 続けて、ランドセルが高価であるには理由があると指摘し、なぜなら「ランドセルは6年間以上も使用できるため」と驚きを示し、職人が手作業で作ったランドセルは非常に堅牢であると紹介した。さらに、ランドセルには人工皮革でできているものもあり、とても軽く、背中面には本皮が使用されているものもあり、子どもたちが背負って汗をかいても不快感を感じにくい構造となっていると伝えた。

 また、日本では子どもたちの登下校の安全を確保するため、ランドセルにGPS機能を搭載したものもあると紹介。日本では子どもたちの自主的な判断能力を養うため、保護者が登下校の送り迎えをしないと伝え、何かトラブルが起きた時はGPS機能で教師や保護者が子どもたちの位置を特定することができると紹介した。

 そのほか記事は、ランドセルは丈夫である以外にも「適度な弾力性と柔軟性を備え、子どもが転んだ時には衝撃を吸収してくれることもある」と伝えたほか、水に落ちてもランドセルを抱くことで浮力を確保することができると驚きを示した。また、ランドセルの外観と機能の高さは日本以外の国でも評価されているとし、日本国外ではランドセルをファッションアイテムとして取り入れる動きがあることを紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)