消えゆくラブホテルに待った!の声
昭和時代、次々と建てられた様々な趣向の豪華絢爛なラブホテル。お城風であったり、カジノがテーマであったり、ユニークなものも少なくない。
しかし、最近好まれ主流となるのはシンプルでモダンなホテルとあり、客足が遠のいて今、絶滅の危機にあるという。そんな中、映画などの撮影に利用するなど「昭和の遺産」を残そうという動きも広がっている。
派手なネオンが光っていたり、遊園地かと見まごう極彩色の内装だったり…。非日常感を過剰に演出した、いわゆる昔の“ラブホテルらしい”ラブホテルには、
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世をあげて、楽しいコトをより楽しもうとしたバブル期と比べ、何事もあっさりとしたシンプルさが好まれるように時代はシフト。一人暮らしも増え、ホテルの需要そのものも減っているという。
しかし、ラブホテルに集う男女の悲喜こもごもを描いた映画「さようなら歌舞伎町」がヒットし、事態はちょっと変化しつつある。染谷将太と前田敦子の共演や、内容の面白さなどもさることながら、
「ラブホテル」という概念も建物もない外国人にとって、映画やネットで目にする独特の雰囲気は、観光名所同様、訪れるに値する魅力的な場所のよう。ほかにも、
なぜ、なんのために派手な装飾がなされたのか各オーナーの思惑があるとしても、今になって、世界に発信する作品の舞台装置・「アート」として活用されているのは面白い。
こうなると、
今後、ラブホテルはどのよう活用され、残っていくのか?目が離せない。
(小玉葉子/effect)
しかし、最近好まれ主流となるのはシンプルでモダンなホテルとあり、客足が遠のいて今、絶滅の危機にあるという。そんな中、映画などの撮影に利用するなど「昭和の遺産」を残そうという動きも広がっている。
派手なネオンが光っていたり、遊園地かと見まごう極彩色の内装だったり…。非日常感を過剰に演出した、いわゆる昔の“ラブホテルらしい”ラブホテルには、
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・これは笑いをとろうとしたとしか思えないねといった、否定的なニュアンスの意見を持つ人も少なくない。
・この趣味の悪い建物は…一体誰が建てたんだろう?
・あれは何?と外国から来た友人に聞かれて説明したら「サイテー」という返事…
・気恥ずかしくて入るのに勇気がいりませんか?
世をあげて、楽しいコトをより楽しもうとしたバブル期と比べ、何事もあっさりとしたシンプルさが好まれるように時代はシフト。一人暮らしも増え、ホテルの需要そのものも減っているという。
しかし、ラブホテルに集う男女の悲喜こもごもを描いた映画「さようなら歌舞伎町」がヒットし、事態はちょっと変化しつつある。染谷将太と前田敦子の共演や、内容の面白さなどもさることながら、
・この映画のロケ地となったホテルはどこですか?など、ホテル自体にも注目が集まり、特筆すべきはなんとこれを観に来日する観光客も増えているという。
・これを観て、ホテルに行ってみたくなっちゃったよ
・豪華ですね〜!ラブホ料金で泊まっていいのかしら?
「ラブホテル」という概念も建物もない外国人にとって、映画やネットで目にする独特の雰囲気は、観光名所同様、訪れるに値する魅力的な場所のよう。ほかにも、
・ヘルター・スケルターでも、「迎賓館」という老舗ラブホが登場しますよなどなど、ラブホテルを使って撮影された作品は多い。
・椎名林檎もよく、撮影に利用するらしいねー
・すっごく雰囲気あると思ったらラブホロケだって
なぜ、なんのために派手な装飾がなされたのか各オーナーの思惑があるとしても、今になって、世界に発信する作品の舞台装置・「アート」として活用されているのは面白い。
こうなると、
・なんかもう、文化遺産という気がしないでもないという、温存推進派の意見もチラホラ見られ始めている。
・うん。これは、残しとかないともったいないよ
・豪快に、夢の世界を個人が作り得た時代もあった。日本の歴史を語る上で貴重かも?
今後、ラブホテルはどのよう活用され、残っていくのか?目が離せない。
(小玉葉子/effect)