自公勝利で終えた第47回衆院選――。「特捜3案件」の候補者たちの明暗は分かれた。2014年後半以降、相次いで発覚した政治資金規正法及び公職選挙法に違反しているとして東京地検に告発され、特捜部が受理して捜査着手していたのは、渡辺喜美、松島みどり、小渕優子の3候補者である。このうち、渡辺みんなの党前代表が落選、苦戦が予想されていた松島前法相が2万3000票以上の差をつけて楽勝、小渕前経済産業相は第2位を5倍以