これは、「プロデューサー」の物語だ。集英社の少女漫画雑誌「りぼん」が1967年に開催した「第一回りぼん新人漫画賞」。この賞によって世に名乗りをあげた3人の漫画家の歩みをふりかえる集英社新書ノンフィクション『同期生 「りぼん」が生んだ漫画家三人が語る45年』を読んで最初に抱いた感想が冒頭の一行になる。「漫画家」の物語なのに「プロデューサー」とはおかしな話なのはわかっているけれど、そう思ってしまったのだからし