治安戦略アナリストの小比類巻文隆が、「交番で拳銃自○か、倒れる警官(19)【八王子】元警視庁刑事が解説」と題した動画を公開した。警視庁八王子警察署の交番で19歳の男性巡査が自らの拳銃を使用したとみられる事件について、その概要と若年層の自殺増加という社会的課題を解説した。

動画によると、事件は9月19日午後4時頃、八王子市の大和田交番で発生した。同交番で勤務していた10代の巡査が頭から血を流して倒れているのを、同直していた交番相談員が発見した。小比類巻によると、巡査は警察学校で10ヶ月間の訓練を終え、現場に配属されたばかりの19歳であったという。動機など詳しい経緯は明らかになっていないが、小比類巻は「本来であれば市民の生命や身体を守るための装備を、違った形で使用してしまった」と無念さをにじませた。

さらに小比類巻は、厚生労働省と警察庁の統計を引き合いに出し、国内の自殺者総数が減少傾向にある一方で、19歳以下の若年層における自殺が増加している現状を指摘した。組織や周囲の人間が小さな変化に気づき、話を聴いて専門機関へつなぐ「ゲートキーパー」の役割が不可欠であると訴えた。また、警察組織に対しても、不調を抱える職員の一時的な配置転換など、柔軟なサポート体制の必要性を提言した。

現在、当該巡査は意識不明の重体で病院に搬送されており、小比類巻は「とにかく頑張って一命を取り留めてほしい」と回復を強く願って動画を締めくくった。若年層のメンタルヘルス対策や、ストレスを抱える職員への組織的なサポート体制のあり方が、改めて問われる出来事となった。

チャンネル情報

元警視庁刑事・国際捜査官。1993~2023年警視庁。爆弾処理班配属後、警視庁中国語通訳を経て国際捜査官に。以降、国内外の銃器・薬物犯罪の情報収集、秘匿捜査に従事する。ほか殺人、強盗、誘拐事件などあらゆる捜査に参加。退官後、30年に及ぶ警察人生の知見を世の中へ貢献すべく治安戦略アナリストとして活動中。