茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「言語は関係のない時代になったよね」を公開した。動画では、AI技術の圧倒的な進化により、使用する言語の違いが本質的な障壁にならなくなった現代の状況について自身の見解を語っている。

茂木氏は冒頭、「英語は必要だ」としつつも、AIの進化によって「言語が関係なくなったっていうのも事実」だと指摘。日本語や英語、ドイツ語など、どの言語で思考し記述するかよりも、「内容が問題」だと語る。文章のスタイルや文体についても言及し、ドストエフスキーや村上春樹を例に挙げながら、翻訳されてしまえば細かなニュアンスは「あまり関係ない」と分析した。

その上で、これからの時代に求められるものとして「上位の概念レベルのところが課題になる」と主張。「上位の概念でどう勝負するかっていうのが、これからの言語に関係なく勝負になってくる」と核心を突いた。一方で、英語の表現レベルを高めることの有利性にも触れ、英語が多言語間翻訳の「中間地点」として機能している現状を説明している。

最後に茂木氏は、どんな言語であってもAIで処理できるとしつつも、翻訳された内容が本当に自身の意図を尽くしているかを確認するためには「やっぱり英語はできた方がいい」と言及。言語の壁が消滅しつつある時代において、思考の本質的な深さと、世界共通語としての英語の立ち位置について示唆に富む提言を残した。

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