街中の公園で相次ぐ倒木や、山中での野生クマの出没被害。一見、別々の話だが、実は「日本人が森と川の手入れを人任せにしてきたこと」という共通の根底が存在する。東京大学大学院教授で「富士癒しの森研究所」所長を務める蔵治光一郎(くらじ・こういちろう)教授は、「私たちが当たり前だと思ってきた『自然放置』や『森と川をバラバラに扱ってきた縦割り行政』が裏目に出始めた」と警鐘を鳴らす。