7月から8月にかけて急激な円高が進んだが、その後、ふたたび円安が進んでいる。この原因は、日本側というよりは、主としてアメリカ側にある。FRBの大幅利下げにもかかわらず、長期金利が低下しないのだ。その背景には、次期政権で予想されるバラマキ財政政策がある。7月には米景気落ち込み予想から円高に今年の初めから、顕著な円安が進んでいた。しかし、7月に状況が急転し、急激な円高が進んだ。9月14日には、1ドル=140.8円にな