ドラフト候補とひと口に言っても、いろんなタイプの選手が存在する。高校生であっても完成度が高いタイプもいれば、大学生であっても遅咲きの素材型タイプもいる。寺西成騎(日本体育大)という投手は、どちらかと言えば「大学生であっても素材型」に分類されるだろう。身長186センチ、体重85キロの恵まれた肉体、美しく整った投球フォーム、最速153キロの快速球と高速で落ちるフォーク。現段階での能力も十分に高いのだが、