JR品川駅に隣接する広大な車両基地を中心としたJR高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発事業。この工事では、それまで忘れ去られていた明治時代の鉄道遺構「高輪築堤(たかなわちくてい)」が発掘されるなど、多くの話題を呼んだ。高輪築堤は、明治時代に初めて鉄道を敷設する際、海上に線路を通すために築かれた鉄道のための建造物で、日本の近代遺構としても重要な歴史的建造物だ。もとは、旧東海道(現・国道15号)より東側は海だった