―[インタビュー連載『エッジな人々』]― 崖っぷちからの逆転だった。今年2月、全14階級のうち唯一代表選手が決まっていなかったパリオリンピック柔道男子100kg級。TOKYO2020の覇者であるウルフ・アロンは、怪我や19歳の現役大学生の新鋭に追い込まれるなか、「柔道人生を懸けた戦い」と表した最終決戦、グランドスラム・パリを制し代表の座を射止めた。今回、そんな男のインタビュア−を務めるのは、過去に全日本選抜柔道体