アルツハイマー病の新たな治療薬「レカネマブ」は、病気の進行を遅らせることができる画期的な薬だ。慶應義塾大学医学部の伊東大介特任教授は「保険適用で3割の人の場合は年間約90万円と、他の抗認知症薬と比べて安くはない。一方、レカネマブの治療によって健康な生活が0.91年延び、193万円〜467万円の社会的価値に相当するという試算がある」という――。※本稿は、伊東大介『認知症医療革命 新規アルツハイマー病治療薬の実力』