先週末に宝塚記念が終わり、一年も間もなく折り返し地点に達する。数々の名勝負や記録が生まれた半年間。本稿では「種牡馬」にスポットをあて、上半期のGIレースを振り返りたい。 春はエピファネイア産駒の勢いがすさまじかった。多くの活躍馬がいたので意外な気もするが、同産駒は21年有馬記念から3年間、GI勝利から遠のいていた。ところが、今春は4勝の固め打ち。ステレンボッシュが桜花賞を制すと、テンハッピ&#1254