94年の牡馬クラシックには不動の主役がいた。史上5頭目の牡馬3冠馬となったナリタブライアンだ。そして、その引き立て役だった馬にもタレントは揃っていた。その代表格の1頭がヤシマソブリンである。 名門・松山康久厩舎に所属したミルジョージ産駒。クラシックの前哨戦では共同通信杯4歳Sが4着、弥生賞が8着、スプリングSが5着に終わり、皐月賞には出走できず。それでもNHK杯で2着に食い込み、日本ダービ&#12540