意思伝達装置を通して会話する太田メリサさん。スムーズなやりとりができる(記者撮影)いつしか社会にとって、不可欠な存在となったスマートフォンやパソコン。事故や病気で重い障害を負い、寝たきりとなった人にとって、こうした機器の直接的な操作は難しい。そこで代替の手段としてよく用いられるのが、押しボタン式の入力スイッチだ。兵庫県明石市に住む小学1年生の太田メリサさん(7歳)。生後6カ月ごろの時、脊髄性筋萎縮症