―――風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語―――。それが、凪良ゆう著『汝、星のごとく』(講談社)凪良ゆう著『汝、星のごとく』(講談社)は、第168回直木賞候補、第44回吉川英治文学新人賞候補