7月は、犯罪や非行をした人の立ち直りについて理解を深める「社会を明るくする運動」の強化月間だ。東京都世田谷区では、12日に「新全国犯罪被害者の会(新あすの会)」代表幹事の岡村勲弁護士(94歳)が講演した。被害者のために奔走して20年以上。そんな岡村弁護士も、妻・真苗(まなえ)さん=当時(63歳)=を殺人事件で失った遺族のひとりだ。加害者のことは「憎い。赦そうとは思わない。『汝の敵を愛せよ』ということばがあ