前年の収穫の蓄えが底をつき、飢えに苦しむ「ポリッコゲ」(春窮)が、最も苦しい最終段階に入っている。北東部の咸鏡南道(ハムギョンナムド)のある協同農場では、農民の6割が「絶糧世帯」、つまり食べ物が全くなくなったと伝えられている。そんな状態で農作業ができるわけもなく、今年の穀物生産にはさっそく黄色信号が点っている。(参考記事:「食べる物が何もない」金正恩の足下で倒れる農民たち)朝鮮労働党平安南道(ピョ