米国で銀行破綻が相次ぐ中、FRB(連邦準備制度理事会)は2023年3月22日、FOMC(連邦公開市場委員会)で0.25%の利上げを決めた。欧州最大級の金融グループ、クレディ・スイスの経営悪化も加わり、世界的な金融危機リスクが高まるなかでも、記録的なインフレを抑え込む決意を打ち出したかたちだ。同日のニューヨーク株式市場は、ダウ工業平均株価が前日より530ドルも下落。翌23日、東京市場で一気にドル売り円買いが進み、ドル円相