社会問題を解決するには、どうすればいいのか。公共政策学者の杉谷和哉さんは「社会問題はすごく複雑に絡まり合っているし、単純に一つの原因だけ語ることはできない。単純な一問一答の積み重ねで善い世界を目指すというのは間違っている」と指摘する――。※本稿は、谷川嘉浩、朱喜哲、杉谷和哉『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(さくら舎)の第1章<「一問一答」的世界観から逃れる方法>を再編集したものです。写真=iSt