赤穂大石神社、 赤穂四十七士の石像(写真:taka /PIXTA)明治のベストセラー福沢諭吉の『学問のすすめ』(1872年)と聞けば、教育論を延々と書いているかのような印象があるかもしれませんが、決してそうではありません。もちろん、同書には、実学を学ぶことの重要性や、多くの人が学ぶことにより、それぞれ(一身)が独立し、家が独立し、そして最後には国が独立し、確固として立つことができるという、福沢の理想が述べられて