サッカー元日本代表のラモス瑠偉氏を吉野家の牛丼で接待、中国の市場で20円の栗を値切り倒して結局買わない――。「経営の神様」と評された稲盛和夫氏には、数々の「どケチ伝説」が残っている。億万長者であるはずの稲盛氏はなぜそんな行動を取ったのか。そこから浮かび上がってくる経営哲学と、稲盛氏が伝えたかったことを考察する。(イトモス研究所所長小倉健一)億万長者なのに「どケチ」稲盛和夫氏が伝えたかったこととは?